水虫薬と爪水虫薬は別
水虫も爪水虫も同じ白癬菌
実は水虫も爪水虫も同じ白癬菌という真菌によるものです。
爪は硬い皮膚
しかし調べてみると塗り薬では、爪が非常に硬いため、水虫用の薬を塗っても効果はないとのことでした。
その理由を聞いたところ
「爪は非常に硬い皮膚なので、薬が浸透しない,または浸透する前に蒸発してしまう」
とのことでした。
従って多くの場合、爪水虫にかかってしまったら皮膚科に行き飲み薬を処方してもらって治すことになるのです。
ちなみにUVランプ(紫外線ランプ)による治療用具もありますが、UV波は爪を通さず、やはり爪の中の菌には効果はないようです。これもあくまで皮膚の水虫用です。
たしかに今テレビコマーシャルで話題のラミシールは皮膚用の塗り薬ですよね。ちなみにこのラミシールの成分は、数年前は処方箋でしか買えないものでした。塗り薬のみ市販が許可された成分ということで、効果は期待できそうです。
このメーカーは
- 皮膚の水虫には→ラミシール軟膏
- 爪水虫には→皮膚科でラミシール錠を処方
することを勧めています。
念のため、メーカーに電話で確認すると
私 : ラミシール軟膏を爪水虫に塗ったら治りますか? | |
メーカー : ラミシール軟膏は皮膚の水虫用です。爪水虫には効果はありません。でも爪水虫の方のほとんどは皮膚の水虫を持っていらっしゃるので皮膚の水虫も並行して治すことが大事です。 | |
爪水虫にかかっている場合は、同時に皮膚の水虫でもある場合が多いので、この2つが混合されてしまう場合が多いようです。しかし、皮膚の水虫薬と爪水虫薬は全く別物であります。この点是非注意して、治療したいものです。 |